LINEMOミニプランについては既に記事を書いたのですが、LINEMOのスマホプランの記事がなかったので書いてみました。
LINEMOの前身、LINEモバイルとは
ソフトバンクはLINEの格安SIM「LINEモバイル」を吸収合併しています。LINEモバイルはトリプルキャリア(ドコモ・au・ソフトバンクの3つの回線で提供)のMVNOだったようですね。料金表を見てみましょう。
音声通話SIM | データSIM | |
2GB | 1,210円 | 660円 |
5GB | 1,628円 | 1,078円 |
10GB | 2,420円 | 1,870円 |
30GB | 3,520円 | 2,970円 |
これらの料金に、LINEデータフリー(0円)、SNSデータフリー(308円)、SNS音楽データフリー(528円)などのオプションがあったようです。
コミュ強の若者向けのサービス設計な印象だね!_(´ཀ`」 ∠)_
LINEモバイルは、2016年9月5日にサービスを開始しましたが、LINE株式会社がソフトバンクのZホールディングスと経営統合したことにより、2021年3月に新規受付を終了しました。
ソフトバンクは2020年12月には「SoftBank on LINE(仮)」として、ahamo対抗のLINEブランドの通信事業計画を発表しており、2021年2月18日に、正式な名称「LINEMO」と、プラン詳細が発表されました。
ちょうど総務省から「安いプラン作れよ!」って脅され要請されたので渡りに船って感じだったのではないでしょうか(個人の感想です)。
LINEMOスマホプランの内容
という訳でLINEMOスマホプランの内容を見てみましょう。
月額基本使用料 | 2,728円 |
データ通信容量 | 20GB |
容量超過時の通信速度 | 1Mbps |
5G通信 | 対応 |
eSIM発行 | 対応 |
LINEギガフリー | 対応 |
テザリング | 対応 |
通話料 | 22円/30秒 |
通話オプション | 通話準定額 550円/月 通話定額 1,650円/月 |
これは…普通!www
可もなく不可もなくという感じでしょうか。いや、ポジティブに考えたら必要十分ということでは!?w
ミニプランに関しては別のページがありますのでそちらをご参照ください〜
LINEMOのメリット
制限なしのソフトバンク回線なので速い!そして安い!
このブログの読者の皆さんはご存知かと思いますが、格安SIMにはたいてい通信帯域制限がかかっていて、キャリア本体よりも通信が遅くなったり、混んでいる時間帯には通信そのものが困難になってしまったりします。
LINEMOは「ソフトバンクのオンライン限定プラン」で、ソフトバンクの回線を制限なしに使っている(はず)なので、価格はおさえつつも、ソフトバンクの回線そのままの速さで通信することができます。
LINEは無料!LINEギガフリー
LINEモバイルから引き継いだ、LINEMOがLINEたるゆえんですね(大袈裟)
- メッセージの送受信
- LINE通話
- ビデオ通話
「LINEギガフリー」とは「上記LINE使用データ容量が、月間通信容量としてカウントされない」ということです。上記ライン機能はLINEMOであれば通信容量を気にせずLINEを使用することができます。LINEヘビーユーザーにはもってこいですね。
LINEスタンプ使い放題
こちらはスマホプラン限定です。「LINEスタンププレミアム」という、LINEスタンプ使い放題(月額240〜480円)のサブスクリプションサービスが、追加料金なしで使用できます
…のはずでしたが、2022年現在はLINEポイントでのポイントバックとなっています。早く追加料金なしで使えるようになるといいですね。
速度制限時でも(比較的)速い!
上の表を見て気付いた方も多いと思うのですが、低速時の速度が1Mbpsと、けっこう高速になっています。実はソフトバンクのミニフィットプランでギガを使い切って低速になると128Kbpsに制限されるので、LINEMOスマホプランの低速の方が8倍速いということになります。なんで?w
かけ放題が気軽に試せる!
ahamoには「5分通話無料」が付いていますが、LINEMOではオプションで付けることができます。
ソフトバンクグループでは何故か「かけ放題」のことを「通話定額」と呼びますw
5分カケホ | 10分カケホ | 完全カケホ | |
ソフトバンク | 880円 | 1,980円 | |
Y!モバイル | 770円 | 1,870円 | |
LINEMO | 550円 | 1,650円 | |
povo | 550円 | 1,650円 |
もともとLINEMOは通話定額が安くなっていて、これはグループ内じゃなくてpovoの方を向いているのでは…って感じですがw
上記の表と照らし合わせると最初の1年は
- 5分通話:オプション料金無料
- 完全かけ放題:+1,100円
で利用できますね。
LINEカウントフリーだからLINE通話すればいいじゃんと思うのは無粋なんでしょうか…w
5G、eSIM、テザリングにも対応
地味に気になるこれらにも対応しています。
LINEMOのデメリット
キャリアメールがない
ahamo、povoも同様ですが、LINEMOにはキャリアメールがありません。契約する時にスマホ用のメールアドレスが支給されないということです。
ソフトバンク、Y!モバイルからのMNPならば「メールアドレス持ち運び(年3,300円※)」が利用できるようですので、転入する時に一緒に手続きしてしまいましょう。
この機会にgmailなどの無料メールへの乗り換えを検討してもいいかもしれません。
※月額課金プランは調整中で、2022年3月現在は年払いのみのようです。
データが繰り越しできない
これはデータ量月極のプランだとちょっと気になるところですね。多くの格安SIMでも繰り越しは可能になっていますので、使い切れなかったギガが少しもったいなく感じますね。
留守番電話サービスがない
UQ、Y!モバイル、その他MVNOも留守番電話サービスを提供しているところが多く、なんならLINEモバイルにもあったようなので、LINEMOでは留守番電話がなくなったのには少し驚きました。
ahamoやpovoにも無いので、そちらに合わせたのかな?
まあLINEが無料だからLINEしとけって感じだよね?
ソフトバンクの家族割・おうち割に対応していない
LINEMOはソフトバンクのプランではありますが、ソフトバンクの「家族割」などのカウント適用外となります。なので、ソフトバンクからLINEMOにプランを変更した場合
- 家族での通話、メールが無料になる「家族割引」
- 基本料金が割引される「新みんな家族割」
- 固定回線と使うとお得な「おうち割光セット」
などの割引が一切適用されなくなりますので、現在家族でグループを組んでいる人は要注意です。
YahooやPayPayなどのキャンペーンがない
ソフトバンクやY!モバイルを使っていて、小さいけれど嬉しいのが
- Yahoo!プレミアム料金が無料
- 毎週月曜にPayPayクーポン配布(ソフトバンクのみ)
などの優待ですよね。
同じソフトバンクなのに、LINEMOだとこれらの優待が受けられないと思うと、少し悲しいですね…(;_;)
店頭サポートが受けられない
読者の皆様はもうお分かりと思いますがw オンライン専用プランであるがゆえに店頭でのサポートは受けられません。その代わりと言ってはなんですが、公式サイトのサポートデータベースがかなり充実しています。なので、LINEMOを申し込めるぐらいにネットを使いこなしている人であれば、何かあっても自力で解決できるのでは?という感じです。
ahamoが店頭での有償サポート(3,300円)を提供しているので、LINEMOも何かしら店頭でのサービスを始める可能性は無きにしもあらずですが、現状では店頭サービスは一切無いようです。ソフトバンク/Y!モバイルショップの店員さんも「聞かれたら答える」ぐらいはしてくれるようですが、申し込みの手伝いはしてくれないようですよー。
端末が購入できない(機種変できない)
LINEMOは店舗がありません。オンラインでの端末販売もおこなっておらず、機種変更などの用意もありませんので、利用者は自身でスマホ端末を用意する必要があります。
LINEMOに向いているのはこんな人
LINEMOスマホプランが向いているユーザー像を考えてみました。
- 高品質な回線で、そこそこの通信容量を使いたい!
- LINEをヘビーに使いたい!
- 音声通話も使いたい!
私自身があまり外で容量を使わないので「ミニプランでよくねえか?」ってなってしまうのですが^^; 外でも動画を見たり、重いゲームをガンガンやる人でも安心して使えるのではないでしょうか。
LINEMO