2023年6月からの「楽天最強プラン」について追記しました。上から新しい順です。
新プラン「楽天最強プラン」とは?
楽天モバイルユーザーの私ですが、楽天から「6月から自動的に新プランになるで」というお知らせが来た時にパッと見て「どこが変わったと…?」と思っていたのですが(おい)以前のプランとの違いを真面目にまとめてみます。
いつもポイント払いなせいで、料金を払っている意識が無いから当事者意識も無いよね!
お値段そのまま
2023年5月までのUN-LIMIT VIIと変わらないのですが、一応表にしておきます。
そうそう、以前の記述では「パートナー回線」についてまるっと無視してしまっていたので、今回ちゃんと書いておきます。(おい)
Rakuten UN-LIMIT VII | 楽天最強プラン | |
---|---|---|
データ通信3GBまで | 1,078円 | 1,078円(変更なし) |
20GBまで | 2,178円 | 2,178円(変更なし) |
20GB超過後無制限 | 3,278円 | 3,278円(変更なし) |
データ通信エリア | 楽天圏内:無制限 au圏内:5GBまで | 楽天圏内:無制限 au圏内:無制限← |
通話 | 楽天Link使用:無料 OS標準アプリ:30秒22円 | |
通話オプション | 15分標準通話かけ放題 1,100円 |
…ぶっちゃけ変更点って「パートナー回線の制限がなくなった」ってだけでは?
筆者は行動範囲がもれなく楽天圏内なので他人事だったのだわ…
去年のプラン改悪の時は「auのローミング接続料辛いンゴ。徐々に減らしていきたいンゴ。」って感じだったのに、1年で手のひらクルーなのなんで?楽天グループは楽天モバイルと心中する決心をしたの!?
楽メールはメリットがない
去年のプラン更改から楽メールを使っているのですが、率直に言ってしまうとなぜこれでサービスしようと思った?という感想です。致命的にアプリがゴミです。無理やり楽天Linkの中に入れたからかもしれないけれど、普通にSMTP&IMAPメールで提供してOSのメールアプリで使えるようにしてくれればもっと使いどころがあるのに…
私はサービス開始当初は楽天からのメールを全部楽メールで受け取るようにしたのですが、膨大な量のメールをいちいち開いて削除するのが面倒になり、楽天からのメルマガ的な奴は最小限にしてしまいました。買い物のメールもある程度フラグを付けたり振り分けたりしたいんですけれど、とにかく使いづらいんですよね…金銭のやりとりの記録があのメールに届くと思うとちょっと嫌…と言いつつ変更するのが面倒くさいので(あとブログのネタにするため)使い続けています。
おすすめ…できる?
5月までのUN-LIMIT VIIでは「繋がりにくいしau圏内でのローミングも容量制限があるし、なんか電話も繋がったり繋がらなかったりで、飛び抜けて安い訳でもないのでおすすめできない」という評価だったのですが、今回の改善?で、少なくともauと同程度にデータ通信が出来るということになったので…人によってはおすすめしてもいい…かな…?
あとまあアプリ使用とはいえずっと通話無料なのは変わらないんですよね。
ここで繋がりやすさがほぼ同じと思われるauのプランと比較してみましょう。
au | 楽天モバイル | |
---|---|---|
〜3GBまで | スマホミニプラン 4,378円 | 1,078円 |
〜20GBまで | 使い放題MAX 7,238円 | 2,178円 |
20GB以上無制限 | 3,278円 | |
通話 | OS標準通話:22円/30秒 | OS標準通話:22円/30秒 楽天Link使用:無料 |
お、おう…安い…安いんだが…どちらかというと「auが高すぎ」感が強いかな…
個人的な感覚での話で申し訳ないですが、やはり「繋がらない」というイメージが強すぎるので、現状のプランでの他ユーザーからの「使えるようになった!」という声を多数聞くまではまだまだ人におすすめできないかな…と思います。
※以下は2023年5月までのプランの解説です。
いわゆる改悪された後の楽天モバイルについて追記しました。正直、万人におすすめできる感じではなくなってしまいました…_(:3」∠)_
残念!改悪
2022年5月13日に、楽天モバイルが料金プランの見直しを発表しました。
以前からの楽天モバイルの料金プランをご存知の方に簡単に説明しますと
0円キープができなくなりました。
楽天モバイルの新プラン(2022年7月1日〜)
新料金プランは相変わらずの1プランのみの「Rakuten UN-LIMIT VII(セブン)」です。2022年6月30日までの現行プラン「UN-LIMIT VI(シックス)」と比べつつ見てみましょう。
UN-LIMIT VI (〜2022年6月30日まで) |
UN-LIMIT VII (2022年7月1日〜) |
|
---|---|---|
データ使用1GBまで | 0円 | 1,078円 |
3GBまで | 1,078円 | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 | 2,178円 |
20GB以上(無制限) | 3,278円 | 3,278円 |
通話 | Rakuten Linkアプリ使用時:0円 Rakuten Link未使用時:30秒22円 |
|
通話オプション | 10分標準通話かけ放題 1,100円 |
15分標準通話かけ放題 1,100円※1 |
メール | なし | 楽天メール 1GB:無料※2 |
0〜1GB以下の0円の価格帯がなくなってしまいましたね。(´Д⊂ヽ
代わり?にメールサービスが始まるようですが、そうじゃない、そうじゃないんだ…
正直、普通に電話として使いたい場合は…
以前は以下の過去記事のように「迷っているぐらいならとりあえず申し込んじゃえば?」というぐらいおすすめしてきたのですが…
以上の理由で、普段使いのスマホ回線としてはちょっとおすすめし辛いサービスになってしまいました。ぶっちゃけ「まあそんなに使えなくてもタダだし」という感じではなくなってしまったんですよね。
まあ「0円で使い続けられても困る」っていうのは経営者目線としては分かるんですよ。設備維持もタダじゃありませんし、これからまだまだ設備投資が続く訳ですから。でもいち消費者としては今まで「ちょっと品質が…まあタダだししょうがないか」と思って使っていたものが、急に有料になった訳ですから、使い続けるかどうかは微妙ですよね。
せめて300円(日本通信の合理的シンプル290)や、500円(OCNの最安プラン)ぐらいからの課金だったらまた違ったと思うのですが。1,000円前後だと同価格帯にひしめいている訳ですし、どうしても見劣りしますよね。それに、現在3,278円払って無制限で使っている方々も「急に上限を設定されたり、価格を改訂されるのでは?」と疑心暗鬼になってしまうかもしれませんね…
冷静に考えると「そもそも0円でスマホの音声回線が持てることが異常」ではあったんですけれどねw
すぐに有料になる訳ではない
新プランが発表され、既存ユーザーも強制的に新プランに変更されるということで阿鼻叫喚の様相ですが、すぐに料金がかかってくる訳ではありません。
- Rakuten UN-LIMIT VIは6月30日まで
- Rakuten UN-LIMIT VIIは7月1日から適用・移行期間として8月31日まではUN-LIMIT VIの料金が適用
- 9月1日〜10月31日までの2ヶ月間はUN-LIMIT VIIの料金が適用されるものの、移行措置として月額料金と同額のポイント還元
- 11月1日からUN-LIMIT VIIの料金がフルで課金される
という段階的移行になっています。
本格的に課金が始まるのは11月からになりますので、ゆっくり乗り換え先を考えても大丈夫です!
乗り換え先候補は?
これをきっかけに楽天モバイルから転出したい!という場合、回線の使用目的別にいくつかの乗り換え先が考えられます。この記事は一応楽天をおすすめするのが目的…^^; なので、別ページを作成しましたのでこちらをご参照いただければ嬉しいです。
※ここから下は2021年9月に書いた記事です
楽天モバイルとは
※先行サービスは2019年から
※MVNO(格安SIM)の楽天も存在しましたがこの記事では触れません
楽天が参入することによって、大手3社(ドコモ、au、ソフトバンク)の寡占状態にある携帯市場の風通しを変え、携帯電話料金の全体的な値下げにつながるのではないかと期待されていました。料金に関しては期待通りになったようですね。(楽天だけの功績ではないと思いますが)
節約に敏感な皆様におかれましては
え?なんで楽天持ってないの?
と言われるぐらいの存在になっているのではないでしょうか。
楽天モバイルのプラン
それでは楽天の料金設定について見てみましょう。
楽天は現在「Rakuten UN-LIMIT VI」の1プランのみとなっています。
基本使用料 | 0円 |
データ使用1GBまで | 0円 |
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
20GB以上(無制限) | 3,278円 |
通話 | Rakuten Linkアプリ使用時:0円 Rakuten Link未使用時:30秒22円 |
SMS | Rakuten Link←→Rakuten Link:0円 Rakuten Link以外の相手:3.3円・70文字まで |
ドコモのギガライト、auのピタットプラン、ソフトバンクのミニフィットプランのような、ステップ型のデータ従量課金型ですね。ステップの段の高さが比較にならないですが(笑)
データ通信をあまり使わない人には安い。たくさん使う人にも安い!
楽天モバイルのすごいメリット
毎月0円キープが可能!
1回線目ならば、ひと月に使うデータ量を1GB以内におさめてしまえば月額使用料が0円です。1GB以内は現実的ではないにしても、3GB以内ならば税抜980円ですね。LINEMOミニプランよりも税金分高くなってしまっていますが。
注目するべきは大容量のデータ通信を使った場合で、名前の通りUN-LIMITですから、20GB以上でしたら50GB使っても100GB使っても料金は変わらず3,278円ポッキリです。お家の固定回線代わりに使っているツワモノもいると聞きます。
別の記事で携帯3社の中〜大容量の料金を一覧にしてみましたが、あの料金体系のところにこのプランをぶっ込まれたらそりゃ風穴も空きますよね(笑)
楽天Linkアプリからの通話がいつでも何分でも無料!
通話に関しては以前から「通話料かからないからLINE通話で!」という方も多かったと思うので、同じ感覚で Rakuten Link で電話をかけることが出来ると思います。
iPhoneが安い!
ユーザー獲得に躍起になっているのか、iPhoneの機種代金がキャリアの中では最安値です。Appleストアの販売価格と同じ≒キャリアの上乗せ分がありません。
時期にもよるのですが、本体価格からの値引きや、ポイントバック、SPU倍率を適用した楽天お買い物ポイントなどでさらにお得に買うことも可能です。
楽天モバイルの残念すぎるデメリット
「えっ!マジで!楽天申し込むわ!」という方はちょっと待ってください(笑)
色々言われているのですが、楽天にももちろんデメリットがあります。
残念ながらこれに尽きます。後発の携帯電話会社ですから、新規に自前で回線を敷設している都合上、どうしようもないですね。
楽天独自のエリア範囲外ではパートナー回線(au)での通信になりますが、パートナー回線エリアですと5GB/月のデータ容量制限があります。契約前に楽天のエリアマップでご自宅や職場がエリア内かどうかしっかり確認しておきましょう。
迷ったら増やせばいいじゃない。0円だし。
でもそんなにお得なら、試してみたいなあ…
- 今なら(多分ずっと)契約事務手数料も無料だし
- 電波が悪かったら初期契約解除(クーリングオフ)も可能だし
- 普通に解約しても特にお金はかからないから
試しに契約してみたら?
でも今使っている電話番号で乗り換えて、もしもエリアや電波や通話品質イマイチだったら…色々面倒じゃない?
どうせタダなんだから、回線増やしちゃえば?
- 今使っている携帯電話はそのままにして
- 新しく楽天を契約する(なんなら端末も買う)
- 2台もしくはデュアルSIMで運用する
- メイン回線のデータ料金が上がる前に楽天に切り替えるか、普段からデータは楽天のみにしておく
- 通話の節約に使ってもよい(友人知人に「電話番号変わった」って連絡するのが面倒くさいかも)
データ・通話のどちらでも節約するためのサブ回線に、楽天モバイルを契約することをおすすめします。今ならデュアルSIMのスマホや、eSIMと物理SIMの両方が使えるスマホも数多く出回っていますので、選択肢は沢山あると思いますよ。
ちなみに私の運用は
- ASUS Zenfone Max M2
- ソフトバンクの通話SIM(330円/月)
- 楽天モバイルのSIM(0円/月)
合計330円/月(+ユニバーサルサービス料とかで2〜3円)
通話はソフトバンクの方で24時間かけ放題なので、データ通信の方を補助する目的で楽天を使っています。1GB以上使うと楽天の方も料金がかかるようになってしまうので、Androidの設定で1GB近くなると警告が出るようにしています(笑)
という訳で
迷っているくらいなら契約しちゃえば?(ただしエリアは確認してね!)
という楽天モバイルの話でした。
楽天モバイルでiPhoneを買って、楽天のeSIMを発行すればお得で簡単ですね