今回はIIJ mioについて解説します!
現在1GBデータ増量中!
IIJって何の会社?
それは年寄りの昔話から始まる
IIJはISP(インターネットサービスプロバイダ)のトップブランドだったんだよ!
若い人にはなんのことやらとは思いますが、かつてインターネット接続が普及し始めた頃の一番すごいブランド(語彙)がIIJだったのですよ。(あと10行くらい書いていたんだけどごっそり削除)日本におけるインターネットサービスの親玉という感じです。主に大企業にネット接続を提供していた感じでしょうか。
なので個人向けの格安SIM事業を始めたと聞いたときには驚きました。まあ、業態からしてやってもおかしくはなかったんですけれどね。
もともと「IIJ mio」という名前はIIJの個人向けADSLインターネット接続サービスの名前だったようで、そこからモバイルアクセス→音声&データ通信SIMとサービスを変更してきたようです。(音声対応の「みおふぉん」はどうやら2014年3月くらいから?)
長年、企業向けのネットワークなどをやってきた会社であり、技術力はかなり高いイメージがあります。MVNEでもありますので、他社MVNOに卸しもしているようです。
IIJ mioのプラン
ギガプラン
IIJ mioの最新のプランは「ギガプラン」です。回線はドコモとauの2種類から選べます。2022年4月から月額料金が値下げされ、税込みで端数をきれいにした金額になりました。
データ専用や、データ+SMS、eSIMなどのプランがあるのですが、ここでは音声通話対応プランのみ見てみましょう。
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
2ギガプラン | 850円 |
4ギガプラン | 990円 |
8ギガプラン | 1,500円 |
15ギガプラン | 1,800円 |
20ギガプラン | 2,000円 |
通話オプション※みおふぉんダイアルアプリ使用 | |
みおふぉんダイアル通話定額5分+ | 500円/月 |
みおふぉんダイアル通話定額10分+ | 700円/月 |
みおふぉんダイアルかけ放題+ | 1,400円/月 |
音声通話(みおふぉんダイアルなし) | 11円/30秒 同一 mio ID 同士では8.8円/30秒 |
4GB・990円と20GB・2,000円は「やってんなぁ〜」って感じですねw
データプラン ゼロ(eSIM・データ専用)
このブログの趣旨とは少し外れるのですが、データ通信専用(音声通話なし)のeSIMのプランがあります。ドコモの4G/3G回線を使用しています。
月額料金 | 165円 |
追加データ量1GB | 330円 |
追加データ量2GB〜10GB | 495円 |
初期費用 | |
---|---|
事務手数料 | 3,300円 |
SIMカード(プロファイル)発行手数料 | 220円 |
使わない月は165円だけ、1GBだけ使う場合は495円という感じですね。初期手数料の割引などのキャンペーンも頻繁におこなっており、気軽に始めることができるので、いざというときのサブSIMとして持っておくと色々な使い方ができそうですね。
上のギガプランの表には書いていないのですが、ギガプランにもeSIMのプランがあるのがややこしいですよね…^^;
従量制プラン
従量制プランはau回線のタイプAのみです。4G/5G回線を利用しています。「データ+SMS」と「データ+音声」のプランがありますが、音声対応SIMだけ見てみましょう。
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
〜1GB | 1,298円 |
〜2GB | 1,540円 |
〜3GB | 1,760円 |
〜4GB | 1,980円 |
〜5GB | 2,200円 |
〜6GB | 2,420円 |
〜7GB | 2,640円 |
〜8GB | 2,860円 |
〜9GB | 3,080円 |
〜10GB | 3,300円 |
〜11GB | 3,520円 |
〜12GB | 3,740円 |
〜13GB | 3,960円 |
〜14GB | 4,180円 |
〜15GB | 4,400円 |
〜16GB | 4,620円 |
〜17GB | 4,840円 |
〜18GB | 5,060円 |
〜19GB | 5,280円 |
〜20GB | 5,500円 |
追加SIM利用料 | 440円/1枚 |
初期費用 | |
事務手数料 | 3,300円 |
SIMカード発行手数料 | 446.6円 |
従量制プランはSIMカードを追加してデータをシェアして利用することができます。
表を作っていて「なんかデジャヴ…君、イオンモバイルやな?」って気付きましたw(実はイオンの方が安いですw)
ミニマムスタートプラン・ライトスタートプラン・ファミリーシェアプラン
ギガプラン以前のプランです。なかなか申し込みのページにたどり着かないところを見ると、おいおい新規受付を終了する感じ…?どうやら現在はエントリーパッケージを持っていないと申し込みできないようです。
ざっくり料金を見たのですが、ギガプランの方がお得なのと、このページを見てこの旧プランを申し込もうと思う方は皆無だと思うので、詳細は省きます。
IIJ mioのメリット
スマホセットがお得
OCNモバイルONEほどではないですが、比較的お得なスマホセットを恒常的に販売しています。この業界の常として、MNP転入する時に一緒に買うとお得ですよ。
iPhoneは最新機種はありませんが、中古品を取り扱っているようです。
データシェアが無料
同一のmioIDで契約したギガプランのSIMは、データシェアが可能です。ベースのプランにSIMを追加する方式ではなく、ギガプラン同士でデータ容量を融通できる形式になります。
従量制プランでは、SIMを追加してデータ容量を分け合って使うことができます。
通信速度切替対応
専用アプリか、会員専用ページで「高速通信ON/OFF」を切り替えることができます。ギガを消費したくない時には低速通信(最大300kbps)を使うことでギガを節約することが可能です。
また、低速通信時にも初速バーストがあるので、あまりストレスなくネットを使えるようです。
プレフィックス無しの音声通話
2021年9月から、音声通話がプレフィックスなしで11円/30秒となりました。
プレフィックスについては「たくさん話せる!通話がお得な格安SIM5選」で解説しています。
5G・テザリング・データ繰り越し対応
地味に大事なこれらにも対応しています。(5Gはデータ繰り越しは翌月までです。)
老舗の安心感
年寄りしか意識しないとは思いますが…w
老舗のインターネットプロバイダとして培ってきた技術力で、トラブルや新機種の対応などが比較的速いと言われています。
IIJ mioのデメリット
キャリアメールがない
格安SIMの例にもれず、IIJも無料キャリアメールの提供はありません。しかしそこはただの格安SIMとは違う老舗のプロバイダ。IIJ mio セーフティメールサービス というサービスを提供しています。月額330円でセキュリティがっちりのメールが使えるので、検討してみてはどうでしょうか。
大容量プランがない
IIJ mio は「20GB・2,000円」が最大データ容量のプランです。20GB以上使用する場合は追加容量を1GB/220円で20GBまで購入することになりますので、最大でも40GBまでしか利用することができません。
大容量の通信をするのであれば、ahamoの大盛りや楽天、mineoのパケット放題Plus、donedoneなどを選択した方が良いかもしれません。
音声対応のeSIMがない
いち早くeSIMの取り扱いを始めたIIJ mioですが、よく考えたら音声対応のeSIMが無いんですよね…お安い価格で音声対応のeSIMが出たら、メイン回線になり得る気がします。
取り扱い店舗数が少ない・サポートが薄い
IIJ mioは家電量販店やイオンなどで取り扱いがありますが、あくまで「格安SIMコーナーの一角」ではありますので、残念ながら3大キャリアのような手厚いサポートは受けられません。サポートが必要な場合は格安SIMでもUQモバイルやY!モバイルのように店舗が多いサービスを選ぶ方が良いでしょう。
割とユーザーも色々と分かっている人が多い感じはします^^;マニアックというか…w
低速通信にも容量制限あり
最近は「低速通信はギガ無制限」というサービスも出てきてユーザー側も感覚が麻痺しているところがあるかもしれませんが^^; 低速通信時もデータ無制限ではなく、3日あたり366MBを超えるとさらに制限がかかるようです。
通信速度はそれなり
やはり格安SIMなので、お昼休みなどは通信速度はそれなりのようです。^^;
色々できるがゆえに、仕様が複雑
これはメリットと表裏一体なのですが、決してわかりにくくしている訳ではなく…細かいあれこれに対応しているうちに、複雑になってしまったのではないでしょうか。そのため、サービス内容の全貌はWebサイトをかなり読み込まないと把握できないと思われます。私も把握しきれていなくて、このページを何回も書き直していますw
IIJ mioはこんな人におすすめ!
以上の項目を踏まえると、IIJ mioがおすすめできるのはこんな感じの人では?
一言で言うと「ちょっとマニアック」な人向けであるのは否めないですねw
IIJmio